2018年11月01日

【目標はいつ、どう決める】


ある高校で、1年の5月に「将来成りたい職業、そのためにどうすればいいか、目標とする学部と大学を書いて提出すること」という「課題」が出されたと聞きました。

それは不適切だ、生徒さんが可哀そうだと思います。

医療で「インフォームドコンセント」という言葉があります。
患者さんに治療方法を選択してもらうのに、外科手術、抗がん剤、放射線治療、何もしないとどうなるか、の適切な知識が無ければ選ぶことはできません。
それぞれの治療法について、医師は具体的にどうなるのかを丁寧に説明しなければなりません。

将来の進路についても全く同じだと思います。
世の中にはどんな職業があって、やりがい、難しさ、収入などなど具体的なことをたくさん教えてから自ら選んでもらうべきです。
それをしないで、高校入学したての生徒に冊子を渡すだけで「決めろ」と言われても、無理でしょう。


posted by ちゃっぴぃ at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月09日

【向いている/向いていない】


最近、高校1年あたりで「適性診断」などを受けさせて、
こんな学部、こんな職業があなたには向いていますよ、といったことをされています。

私はこれが大嫌いです。人の興味関心は変化していくものです。
そもそも知識が無く体験していないものには興味は向きません。
いろいろな人と出会い、いろんな経験をし、場合によっては生活上の必然性などで職業は決まって行くと思います。
生徒たちには「自分が興味関心を持っているものが適性だよ」と伝えています。
早い段階で「この子はこんな子だ」などと表現しない方が良いと思います。
「人と話すのが苦手」「英語が苦手」「意欲が無い」などのマイナスな要素について
「この子は○○だ」という表現は避けて「今は(自分で)そう思っている」とか「苦手意識を持ってしまった」など、
今から変化するというニュアンスで表現するのがお勧めです。



posted by ちゃっぴぃ at 15:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月25日

本番で力を発揮するには



夏の高校野球は大阪桐蔭高校が優勝しました。
全国からトップレベルの選手が集まっており春夏連覇は確実ではないかとも言われていました。
しかしいくら実力があっても、トーナメント形式で春も夏も全部勝つのは凄いことです。

私が驚いたのは、準決勝で主将の中川三塁手がエラーをした後に、笑っていたことです。
1点先制された4回表、無死一塁からサードゴロをエラーしました。試合の流れとしてはとても痛いプレーです。
でもそこで投手に笑顔で謝っていました。40年前の私の時代には考えられないことです。

チーム内の競争も激しく、ものすごい練習をストイックにやって来た彼らが、試合ではミスしてもピリピリしないで笑顔でいられる。
これは凄い、だから追い込まれても力が発揮できるんだと思いました。
ちなみに主将である中川選手は1年前の甲子園では一塁手。
試合終了のはずの内野ゴロでベースを踏まずにセーフとなり、サヨナラ負けとなった大きなエラーをした選手です。
その選手があの笑顔になれるところに西谷監督のメンタル指導の凄さを感じました。



posted by ちゃっぴぃ at 12:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月30日

指導するとはどういうことか?


ある公立中学のテニス部で、サーブがなかなかうまく入らない生徒に対して練習ミスの罰として「校舎外周を80周走れ」と顧問の男性教諭(31)から指示され、途中で倒れて救急搬送されたという報道がありました。

教育長は記者会見で「行き過ぎた不適切な指導で、保護者におわびする」と謝罪しました。

テニスで失敗した生徒に対して、炎天下のグラウンドを走らせることはそもそも「指導」ではありません。

「良い結果が出ない」⇒「嫌がることをさせる」「叱責する」

ということをしたがる癖を持っている人たちが教育業界にいます。そうじゃないよ、技術指導だよ、という文化に変えて行きたいと思います。

posted by ちゃっぴぃ at 11:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

物で釣るのは不適切か?


中学生の娘が「次の試験で1番取ったらスマホをアイフォンに変えて欲しい」という条件を出してきた。それに乗っても良いかどうかという相談がありました。

私は保護者様への講演で「内発的動機が大切。外発的動機は続かない」とお話ししています。ではこのケースはどうなのでしょうか?

「外発的動機とは、その行為を自らは望んでいないがご褒美があるから不本意ながらやることであり、そのシステムだと長続きしないことが多いから好ましくない」という趣旨でお伝えしています。

◇自らもその結果は望んでいること。
◇行動が促進されて良い結果が出てそれが成功体験となり今後にプラスの効果を望める。

こういう条件なら問題ないですね。「ご褒美」は「お金」でも「スマホ」でも「称賛の言葉」でもなんでもいいんです。良いサイクルが生まれれば。

posted by ちゃっぴぃ at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする