2019年02月25日

【親の役割】



私は職場では「先生」であり、ある場面では「カウンセラー」の立場になりますが、家庭では「父親」と「夫」になります。家庭では「先生」ではありません。
やろうとしてもできません。
私の娘は、娘であって生徒とは思えないし、娘も私を「先生」とは思えません。
だから私は家庭では「教えることのできるお父さん」以上のことはできないのです。

私は親の役割は「安心できる家庭環境を提供すること」「しんどいことを話しやすくしておくこと」と考えています。
「この高校が良い」「大学受験のために中学ではこうした方が良い」などと言う話は全くしません。
する気もありません。
「親の方がよく知っている」と思わせると自分で考えなくなるからです。

職業柄、どうすれば父親は娘に嫌われるか、と言うことはよくわかっていますから。



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2019年01月07日

【非認知能力について】


IQ=知能指数と呼ばれるテストで測れる能力を「認知能力」と言います。
それに対して、非認知能力とは、忍耐力、計画性、意欲、協調性、自制心など個々人のもつ特性をさします。
社会で活躍できるためには、経済的に自立できるためには、認知能力ではなく非認知能力を伸ばした方がよい、と最近の研究で明らかになりつつあるそうです。
感覚的にはそりゃそうだろう、と思います。
神戸セミナーでは、それらも含めて「ソーシャルスキル」と呼んで重視しています。
月に1回の学習マンツーマン指導では、日常の困り事や上手くいかなかった事例を使ってそう言ったことの技術指導を行っています。


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2018年12月03日

【人間関係の距離を保つスキル】


中学生の不登校の相談をしていて気付かされるのは、「相手の気持ちに配慮する能力」が高い生徒さんが多いと言うことです。
中学1,2年生だと思ったことをズケズケ言う人が多いものですが、中には「こう言ったらこの人は嫌がるかな」と思って言わないような人です。
ずけずけ言う人と、配慮する人とでは、後者の方が「不利」でしんどくなるのは当然です。
でもその能力は社会に出て行く上では必要であり、とてもいいことじゃないですか。
では、どうすれば負担を感じないでやっていけるかと言うと、「断る勇気」を付けることです。
自分が負担を感じてまで相手に合わせてはいけません。
嫌な時は断る。あるいは「上手に嘘をついて傷付けないで婉曲に断る」というスキルが大切なのです。
人間関係において「嘘」をつかない大人はいません。
髪型が似合わないと思っても、「お洒落だね」と言います。
食事に誘われても「あなたとは行きたくない」ではなく「予定がある」と言います。
こういうスキルを、中学生、高校生にも教えてあげたいと思っています。

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2018年11月01日

【目標はいつ、どう決める】


ある高校で、1年の5月に「将来成りたい職業、そのためにどうすればいいか、目標とする学部と大学を書いて提出すること」という「課題」が出されたと聞きました。

それは不適切だ、生徒さんが可哀そうだと思います。

医療で「インフォームドコンセント」という言葉があります。
患者さんに治療方法を選択してもらうのに、外科手術、抗がん剤、放射線治療、何もしないとどうなるか、の適切な知識が無ければ選ぶことはできません。
それぞれの治療法について、医師は具体的にどうなるのかを丁寧に説明しなければなりません。

将来の進路についても全く同じだと思います。
世の中にはどんな職業があって、やりがい、難しさ、収入などなど具体的なことをたくさん教えてから自ら選んでもらうべきです。
それをしないで、高校入学したての生徒に冊子を渡すだけで「決めろ」と言われても、無理でしょう。


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2018年10月09日

【向いている/向いていない】


最近、高校1年あたりで「適性診断」などを受けさせて、
こんな学部、こんな職業があなたには向いていますよ、といったことをされています。

私はこれが大嫌いです。人の興味関心は変化していくものです。
そもそも知識が無く体験していないものには興味は向きません。
いろいろな人と出会い、いろんな経験をし、場合によっては生活上の必然性などで職業は決まって行くと思います。
生徒たちには「自分が興味関心を持っているものが適性だよ」と伝えています。
早い段階で「この子はこんな子だ」などと表現しない方が良いと思います。
「人と話すのが苦手」「英語が苦手」「意欲が無い」などのマイナスな要素について
「この子は○○だ」という表現は避けて「今は(自分で)そう思っている」とか「苦手意識を持ってしまった」など、
今から変化するというニュアンスで表現するのがお勧めです。



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